年を重ねるということ7 「食欲」2016年06月29日
高齢になると食欲が落ちる方が多いですが、その原因はさまざまです。
個人差はありますが、運動量の低下(消費エネルギーが少ない)、味覚・嗅覚・視覚の低下、ミネラル不足、口腔の状態から食欲が落ちやすくなるなどが考えられます。
食欲低下が長引くと、自分では気づかないうちに栄養素が不足した低栄養状態になり、生活活動度が低下し、体重減少、骨格筋の筋肉量や筋力・体脂肪の低下、血液中のたんぱくが低下する低アルブミン血症などが起こりやすくなります。
さらに抵抗力が落ちて病気にかかりやすくなったり、病気の治りが遅くなったり、合併症併発率や死亡率が高くなるといわれています。
食べたいときに少しずつ、何度かに分けてでも食べること、そして食事のバランスに気を付けることが大切です。少量でバランスよく栄養が摂れるアミノ酸製剤などもおすすめです。
LL vol47 no2 より
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