年を重ねるということ8 「排泄」2016年06月30日
年齢とともに、排泄(排尿・排便など)にまつわるトラブルが起こりやすくなります。
尿の回数が多くなる、尿漏れをする、尿が出にくくなる、尿がまったく出ないなどの症状を総称して排尿障害といい、中高年や高齢者の間で急速に増えつつあります。その典型が、男性は前立腺肥大症など前立腺の病気であり、女性は尿失禁です。
排便障害は便秘と便失禁に大きく分けられます。身体機能の低下から排便が十分にできなくなる、尿漏れを気にして水分を取らずに便秘になる、という場合があります。
排便障害の具体的原因は、歯の老化で咀嚼力が低下することによる食事量の減少や、食物繊維の摂取不足、腸のぜん動運動の低下、便意の鈍化や直腸・括約筋の筋力低下などが考えられます。
排尿・排泄障害の背景には、現代日本人の食生活の欧米化など、生活習慣の変化が色濃く見られます。ウオーキングやラジオ体操などの適度な運動や食物繊維を多く摂るような食生活の改善などで症状を軽くし、進行を遅らせることができます。
LL vol47 no2 より
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