急性気管支炎2016年04月15日
気管支の粘膜に急性の炎症が起こる病気です。ほとんどがウイルスにより発症しますが、まれに細菌やマイコプラズマ、クラミジアといった微生物が原因となることもあります。
症状は咳、発熱、食欲不振などで、最初は乾いたような「コンコン」という咳が出ます。次第に痰が多くなり「ゴホゴホ」と咳が激しくなり胸が痛み、胸から「ゼーゼー」という音がするようになってきます。
熱は2〜3日で下がることが多いですが、咳は1〜2週間続くことがあります。
なお、原因によって使われる薬が異なりますので、自己判断での薬の使用は避けましょう。栄養ある食事を心がけ安静にし、タバコを控えることが大切です。
■ワンポイント
咳によって吐き出される空気(呼気)は台風並の威力があり、その強い風で、喉の奥にはりついた痰を吹き飛ばしてくれます。
咳は肺を強く圧迫するために激しく筋肉が収縮します。そのときの力は、お年寄りだけでなく若い人でも、ろっ骨を折ってしまうことがあります。
1回咳をするために必要なエネルギーは約2キロカロリーといわれています。風邪のときには体力を消耗しないよう咳を適切に止めたり、消耗したエネルギーを回復できるよう、十分な栄養補給を心がけましょう。
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