気になるアミノ酸2016年04月15日
■オルニチン
シジミに多く含まれる遊離アミノ酸で、昔からお酒を飲んだ後にシジミ汁を飲むと二日酔いになりにくく、また疲労回復にも効果的といわれています。
オルニチンはアルギニンから代謝され、アミノ酸の形のまま血液に溶けた状態で体内をめぐり、肝臓や腎臓、筋肉などへ移行します。主に肝臓ではアンモニア等を無毒化する働きがあります。
ほかに、成長ホルモンの分泌を促進し筋肉量を増やすことで基礎代謝が上がるため、ダイエット成分としても注目されています。また、皮膚のコラーゲンの合成を高めるため美肌効果などもあります。
■シトルリン
スイカの果汁から発見された遊離アミノ酸です。
シトルリンには血管を拡張し、血流を改善する効果があり、動脈硬化症抑制の効果も期待されています。
シトルリンを摂取すると腸から吸収され、大部分が腎臓に運ばれてアルギニンに変換され、再びシトルリンに変換されるときに一酸化窒素を発生します。この一酸化窒素が一連の血管への作用をもたらします。
ほかに精力増強、疲労回復、筋肉増強、アンモニア解毒、抗酸化作用、むくみ改善などの効果が期待できます。
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