健康コラム

睡眠のコツ3 睡眠はどのようにコントロールされているの?

人には1日周期で体のリズムを刻む「体内時計」のシステムが備わっています。体内時計は、細胞内にある「時計遺伝子」が約24時間周期で時計機能を担うタンパク質をつくり出すことで、リズムが刻まれています。通常は、24.2時間くらいの周期ですが、これより短いと朝型に、長いと夜型になると考えられています。

24時間からずれた体内時計は、毎日リセットさせる必要があり、その働きを担っているのが光です。光の情報は体内時計に直接伝わり、太陽に匹敵する強い光を浴びた時刻により体内時計のリズムが変化。早朝に強い光を浴びると、夜眠くなるのが早まリます。逆に夜に強力な光を浴びると、体内時計が日中と誤解して針を昼間に戻し、眠くなるのが遅くなります。このことから、毎日、同じ時刻に朝日を浴びて体内時計をリセットさせることが大切なのです。

午後の眠気も、体内時計が関係しています。人は起床後7時間で眠くなるようになっていて、例えば朝6時に起きた場合は午後1時ころ眠くなります。これは動物が昼寝をするのと同じで、気温が高い時間に動きまわってエネルギーが消耗するのを防ぐためと考えられています。午後に眠くなったら短い昼寝をするとよいでしょう。

セルフドクターミニ より

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