健康コラム

花粉症3 「最近の花粉症患者の傾向は?」

およそ10年に一度実施されている全国調査によると、1998年のスギ花粉症の有病率は約15パーセントでしたが、2008年に行われた同様の調査では約25パーセント。10年間で10パーセント増加したことになります(鼻アレルギー診療ガイドラインより)。

特にここ数年の増加傾向は、夏の気温が高くなってきていることとも関係があるといわれています。スギ花粉をつくる雄花が育つのは夏。この時期に気温が高く、日射量が多いと雄花の生産量が増えてしまうのです。

さらに花粉症患者数は、近年14歳以下での増加が著しく、低年齢化が進んでいます。過度に清潔な環境での生活や、不規則な生活習慣が免疫機能に悪影響を及ぼし、子どもがアレルギーを起こしやすいからだになっているのではないかとの指摘もあります。牛や馬などがもつ細菌と小さいときから接触の多い酪農家の子ども達にアレルギーが少ないことから、細胞レベルでの花粉症の原因究明が現在進められています。

セルフドクター vol.79 より

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