その風邪、ほんとに治ってますか?①

【私たちが普段飲んでいる風邪薬】

風邪の原因はウイルスです。

市販されている風邪薬は残念ながらウイルスをやっつけてくれる薬ではありません。

風邪の感染によっておこる<せき・鼻づまり・熱>などの苦しい症状を抑えるためのものです。

症状を抑えている間に私たちの免疫細胞がウイルスと戦ってくれているのです。

 

風邪はどの段階で治ったといえるでしょうか?

咳や発熱などが治まったときでしょうか?

「熱は下がったけどどこと無く怠い」「すっきりしない」「疲れが残っている」

この状態を戦争で戦った後の国に例えてみます。

”隣の国から攻め込まれた私たちの国。ようやく敵を撃退しましたが、

街は焼け野原、建物は壊れ街にはたくさんの瓦礫が残っている。”

これが風邪の症状が治まったばかりの段階です。

ウイルスはやっつけたけれど体の中にはたくさんのゴミ=ウイルスによって壊された

私たちの細胞、ウイルスの死骸や戦って死んだ免疫細胞の死骸が残っている状態です。

 

ここで再び二次感染が起こると大変なのは言うまでもありませんが、それよりもさらに

大変なことがあるのです。

それが免疫疾患です。

 

 

 

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