薬との上手な付き合い方⑦

【健康食品】

健康食品は、使う目的によって、大きく2種類に分かれます。

1つは不足しがちな栄養素、例えばミネラル、ビタミンなどを補うもの。

もう1つは身体のコンディションを整えたり、美容などその目的に応じて使う健康食品です。

 

<健康食品を上手に利用するポイント>

食生活・生活習慣を改善する方向に向かわせることが、健康食品使用の目的です。

●健康食品と薬は全くの別物です。

薬を飲んでいる人、病気の人は自己判断で健康食品を使わないようにしましょう。

たとえトクホでも注意が必要です。

●アレルギーのある人、子ども、妊婦、授乳婦、高齢者の使用は要注意です。

また健康食品を使用している人は、普段から体調に気を配り、異常があったら中止して

医療機関に相談しましょう。

●製品を見て、正しく表示されているか、大げさな広告がされていないか、などを

確認しましょう。

●健康食品の成分は、相互作用などがはっきりしていない物がほとんどです。

一つの製品にはたくさんの成分が含まれていたり、違う成分でもたくさんの製品を使用するのは

避けましょう。

●健康食品をしようしてもそれほど効果が感じられないが、惰性でこうにゅうしてしまう等、

食べて良かったと実感がなく出費ばかりかさんでしまうような場合は、

思い切って中止してしまうという決断も大切でしょう。

 

 

 

―北海道薬剤師会から抜粋―